今から300年前、正徳2年(1712年)に子安三右衛門氏が能勢町吉野で「子安酒造場」という商号で清酒製造をはじめました。お酒を造る際の「仕込み水」に使ったのが、桜川の湧泉水です。
清酒製造を休止してからも、一貫して桜川の天然水を汲み上げているのは、この水が類稀な「名水」だからこそ。
水の源泉は工場裏手にそびえる「釈迦ヶ嶽」。この山は花崗岩の地層を持つことで知られています。花崗岩は天然のフィルターとして不純物をろ過し、その過程で花崗岩層のミネラルを取り込みます。そしてミネラル成分であるシリカを多く含んだ自然水として湧き出てくるのです。
自然のろ過装置によって生まれた水は、硬度16度のクリアな軟水で飲みやすく、「まろやかな甘み」が特徴です。能勢酒造はこの水を炭酸飲料、お茶、ミネラルウォーターなどに商品化し、多くのファンを獲得しています。
看板商品である「ノセミネラルソーダ」は、釈迦ケ嶽から湧き出る桜川の天然水と炭酸ガスのみで造られたソーダです。一般的な炭酸水に使われている添加剤は一切使用されていません。また泡を安定させるためにミネラル成分を抜いて純水にするという処理もされていません。
添加物を使わず、いかに炭酸を安定させるか、研究を重ねた末に生まれた「ノセミネラルソーダ」。
大阪北新地や東京銀座のバーでも、かなり多くのお店が扱っているとのこと。
北新地のトップバーテンダー・高村光有さんは
「王冠を開けて約16時間経って飲んでも、まだシュワシュワしていてびっくりした。気が抜けても水そのものがうまい」…と、泡持ちの良さと水の味を絶賛しています。
「ノセミネラルソーダ」を使ってハイボールを作ると、同じウイスキーでも味が変わると評判です。天然水ならではの雑味のないすっきりとした水そのものの美味しさと、口の中でゆっくりとはじける繊細な泡が、お酒の味を最大限引き出すと言われているのです。
また「能勢ミネラルソーダ」はTVなどでも度々とりあげられています。
2021年6月17日にはTBS放送「櫻井・有吉THE夜会」で、ゲストの今田耕司さんがハイボールにあう炭酸水として「ノセミネラルソーダ」を紹介していました。
今田さんは「炭酸がキツくてハイボールにすごく合う」と愛用しているそうです。
「ノセミネラルソーダ」以外の人気商品としては、「能勢ジンジャーエール」が挙げられます。
こちらの商品は能勢ソーダを使っているバーの店主から「カクテルに使いやすいジンジャーエールをつくってほしい」という要望に応えたもの。
「ノセミネラルソーダ」のガス圧を維持しつつ、生姜の風味を効かせた大人の風味のジンジャーエール。スピリッツやリキュールなど、お酒との相性は抜群です。
能勢酒造の商品は能勢町ふるさと納税のお礼品に選定されています。
能勢酒造の天然水は、能勢町の自然の恵みそのもの。
ぜひ皆さまの心の「ふるさと」として能勢を応援してください!